専門部活動計画
< 研究開発部 >
1 グランドデザイン研究班
昨年の第31回佐賀県公立小中学校事務研究大会において「佐賀県版学校事務のグランドデザインVer.1.0」を発表しました。Ver.1.0では、佐賀県における学校事務の目指す目的と学校事務職員像を、「個人」と「共同実施」それぞれのあるべき姿と具体的行動例で示し、職名に応じた目標や共同実施の目標を達成していくことが学校運営を組織の一員として担っていくことになるとしています。
平成25年4月より佐賀県には統括事務長が設置され5名が任命されました。Ver.1.0作成段階では、統括事務長の設置は想定していませんでしたので、統括事務長の設置によりVer.1.0を超えたグランドデザインが必要となります。今回のグランドデザインで統括事務長の職務とその設置による効果を示し、目指す学校事務職員像をバージョンアップしていきたいと思います。また、統括事務長の設置により共同実施も連携や協力関係が強くなり更に進化・発展していかなければなりません。統括事務長設置後の共同実施についても研究していきます。
2 研修制度開発班
研修制度開発班では、グランドデザインで示した佐賀県学校事務の全体像やあるべき姿を実現していくための具体的取組として何が必要かを研究開発していきます。
まず、佐賀県版学校事務職員の研修制度を研究開発していきます。
職名に応じた体系的研修制度を確立し、経験年数に応じた研修を行いスキルアップを図ることが、「個人」のグランドデザインを実現することへもつながります。また、県職員採用一本化による知事部局からの学校事務未経験者に対する学校事務に関する専門的研修も必要です。統括事務長の設置で、従来はなかった学校事務職員独自の研修制度が整備されることも想定されます。そこで、研修制度開発班としても佐賀県版グランドデザインで示した職名に応じた研修制度や共同実施におけるOJT研修制度などを事務長会と協力しながら研究開発していきます。
また、学校教育にとって教育情報化の推進は、ますます重要となっています。これに伴い学校事務の情報化の推進も喫緊の課題です。県教育委員会教育情報化推進室が今年度より導入する教育情報システムが、市町立の学校事務についても職務の標準化を推進するシステムとなるよう働きかけ、システム開発に協力していきます。
3 全事研熊本大会準備委員会
平成27年度に開催される全事研熊本大会で佐賀県も一つの分科会を受け持つことになります。それに向けての情報収集や事前準備を行っていきます。
< 研修企画部 >
1.
研修企画部研修会の開催(年間3回程度)
2.
佐事研研究大会運営
3.
テーマ別研修会の設定・運営
【特別支援教育−私たちにできること】
【期日】 平成25年7月24日(水) 9:00〜12:00
【会場】 メートプラザ多目的室 募集人員45名
【講師】 それいゆ相談センター総合センター長 服巻 智子 氏
【研修内容】
発達障害の基礎知識(「高機能自閉症・ADHD・LD等」の定義を含む)をはじめ、そういった子どもへの声かけや普段の学校生活でのかかわりの中で心がけておくことなどを学びます。
さらに支援を必要とする子どもたちにとって望ましい学習環境の在り方・整え方などを学び、私たち学校事務職員にできる支援を考えます。
【リーダーシップ養成講座】
【期日】 平成25年7月26日(金) 13:30〜16:30
【会場】 アバンセ第4研修室 募集人員30名
【講師】 佐賀市立城南中学校 統括事務長 古川 治 氏(佐事研会長)
【研修内容】
組織で力を発揮するためには組織マネジメントによる組織運営が必要です。これは学校経営においても共同実施においても、これからの学校事務職員にとって必要不可欠なスキルです。
前段には、講師による概論講義、後段はワークショップ方式によるミッションの探索、SWOT分析の演習を行い、組織マネジメント能力を向上させることにより、次の世代を担うリーダーシップの養成を図ります。
【仕事の流儀】(仮題)
【期日】 平成25年8月20日(火) 14:00〜16:30
【会場】 アバンセ第2研修室 募集人員40名
【講師】 小城市立芦刈中学校 事務長 鮎川 慶一 氏(前佐事研会長)
【研修内容】
主事・副主査・主査対象。
20〜40代の頃の具体的な体験談・経験談を交えながら、講師が考える職業人としての学校事務職員という仕事の在り方を伺います。
自分が目安となる年代に達するときまでに何を学んでおくべきか、何を経験しておくべきかなどを考え、見通しを持った業務改善に繋げるための自己啓発の機会とします。
【エクセル講座A】
【期日】 平成25年9月5日(木) 9:30〜16:30
【会場】 教育センター 募集人員20名
【講師】 教育センター情報課情報教育担当職員
【研修内容】
教育センターで行われる教員向けのエクセル研修を学校事務職員
向けに関数中心に多少アレンジしていただきます。終日かけて「仕事の効率がアップする、日々の業務に生かせる関数」を習得し、次の日から使えるようになることを目的としたエクセル講座です。
【エクセル講座B】
【期日】 平成25年9月10日(火) 13:00〜16:30
【会場】 教育センター 募集人員 各20名
【講師】 武雄市立若木小学校 主査 武富雄一郎 氏
【研修内容】
エクセル関数中級者向きの「日々の業務に生かせる関数」を中心とした実務研修です。
【エクセル講座C】
【期日】 平成25年9月12日(木) 13:00〜16:30
【会場・募集人員・講師・研修内容】エクセル講座Bと同じ
< 情報推進部 >
1 主な活動計画
(1)「佐事研だより」の発行
(2)研究開発ソフト等に係る情報収集
(3)各種アンケート調査の実施
(4)全事研アンケートの取りまとめ
2 活動概要
(1)「佐事研だより」の発行
「佐事研だより」は、年4回の発行を予定しています。内容は各地区支援室の記事や会員の皆様に役に立つ情報を掲載したいと考えています。情報推進部員以外の方でも掲載したい記事がありましたら、お気軽に部員へ申し出てください。また昨年度から時期に応じた号外も随時発行しており、今年度も継続して発行します。
(2)研究開発ソフト等に係る情報収集
会員の皆様が今後、業務で活用できるソフト等を研究開発部、研修企画部と連携して作成します。そのために大会アンケート等を通じて会員の皆様から幅広く情報を収集したいと考えています。
(3)各種アンケート調査の実施
大会アンケートについては、アンケート用紙を研究冊子に添付しております。会員の方一人一人のご意見、ご感想をとおして研究大会をより良い方向へ持っていくためのアンケートですので、会員の皆様のご協力をお願い致します。(本会HPの会員専用ページに上にWebアンケートも準備しています。)
会員全体へのアンケートとして、昨年度は「教育のICT化」に関するアンケートを実施しました。今年度は「市町立小・中学校事務職員の標準的職務」に関するアンケートを実施する予定です。実施する際にはWebアンケートを積極的に活用して、集約の効率化を図りたいと考えています。
また、昨年度から情報推進部による県内の各種実態調査(昨年度は就学援助費)も実施しており、今年度も時期に応じた情報を提供します。
(4)全事研アンケートの取りまとめ
学校事務業務の進展と学校教育の推進に寄与するという目的で全事研より例年、5月と11月にアンケート調査依頼があります。地区理事の方は調査へのご協力をよろしくお願い致します。
3 年間活動計画
月 日 |
研 修 計 画 |
場所 |
摘要 |
第1回研修会 5月下旬 |
・
本年度の活動計画 ・
佐事研だより76号の発行について(打ち合わせ) ・
第32回佐事研大会の取組について(打ち合わせ) ・
会員全体へのアンケートの検討 |
ドゥイング三日月 |
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6月13日 |
・
第32回佐事研大会 (昨年度活動報告及び今年度活動計画の説明) |
アバンセ |
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第2回研修会 6月下旬 |
・
佐事研だより76号校正 ・
第32回佐事研大会の反省と今後の取り組み |
ネット上 |
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第3回研修会 8月上旬 |
・
佐事研だより77号の発行について(打ち合わせ) ・
佐事研だより号外(新規採用職員紹介)校正 ・
部独自のアンケートの検討 |
ドゥイング三日月 |
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第4回研修会 10月上旬 |
・
佐事研だより77号校正 ・
佐事研だより78号の発行について(打ち合わせ) |
ネット上 |
|
第5回研修会 12月上旬 |
・
佐事研だより78号校正 ・
佐事研だより79号の発行について(打ち合わせ) |
ネット上 |
|
第6回研修会 3月上旬 |
・
佐事研だより79号校正 ・
本年度の反省 ・
次年度の活動計画 |
ネット上 |
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※メール等を活用して部員の負担にならないよう効率的な運営を行います。