あいさつ

佐賀県公立小中学校事務研究会

会 長     古 川  治

 

平成9年2月の発足から月日が流れ、本日、第32回となる研究大会を開催できます事を嬉しく思います。思い起こせば17年前、初代の松田会長とともに、この佐賀県公立小中学校事務研究会を立ち上げるために県内全域を奔走した事が、ついこの間の事のように思い出されます。その松田会長が昨年、ご逝去されました。松田会長の功績に敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りします。

さて、学校事務新時代が始まっています。佐賀県では、平成25年4月より統括事務長が配置されました。その目的は、複雑・多様化する学校環境において事務部門を広域的に統括し、教育活動面での実践を支える共同実施の強化を図るとともに、事務職員の学校経営への積極的な関与・学校活性化をさらに推進することです。主な職務として、担当地域内の学校運営支援室の取りまとめや指導・助言、及び、学校運営支援室間の連絡調整、さらに、学校運営支援室長の指導・育成や事務職員の研修を実施するなど資質向上等に指導的な役割を担います。

 学校事務は、組織マネジメントの面から校長を中心とした学校運営を支える職として期待される新しい時代が到来しています。共同実施をベースとしたマネジメントと組織化された学校事務により学校運営を支える職としての学校事務を確立していくためにも、今こそ、思いを一つに進んでいかなければなりません。

 平成25年度より任用一本化が始まりました。今の20代、30代の皆さんの大半が、今後、県立高校や知事部局への異動を経験することになります。その時、小中学校の事務職員は素晴らしいと評価を受けるような知識・判断力・企画力・行動力などを、今のうちにしっかり身に着けておいてください。そのために共同実施・佐事研を利用してください。佐事研も、様々な情報を発信し、皆さんが研鑚を積む機会を提供していきます。

最後になりましたが、本大会をご支援いただいた佐賀県教育委員会、市町教育委員会連合会、県小中学校校長会、教育事務所長会の皆さまには、厚く御礼申しあげますとともに、今後ともご指導くださいますよう心からお願い申し上げます。