あ い さ つ
   (第13回研究大会:平成14年11月15日
   「東与賀文化ホール(ふれあい館)」


     佐賀県公立小中学校事務研究会
                会長  森 清隆




  本日、第13回佐賀県公立小中学校事務研究大会を開催できますことを、会員の皆様とともに
喜 びたいと思います。また、数多くの県外の方々も、遠方よりご参加いただきましたこと、心より歓
迎申し上げます。  
 平成9年2月、私たちは、研究に対する熱い思いと期待に胸を膨らませて、アパンセの大ホール
に県下全域より集結し、設立大会を開催しました。6年目を迎える今日でも、その時の新鮮な感動
がよみがえってきます。  
 くしくも、平成9年は教育改革の大きなうねりが正に始まろうとする時であり、第16期中教審 答申
へ引き継がれる「21世紀に向けた地方教育行政のあり方」について調査研究がスタートした 時期
でした。その後、論点整理を経て第16期中教審の「今後の地方教育行政の在り方」が答申さ れま
した。学校の裁量権の拡大・教育課程の弾力化・学校管理規則の見直し、学校評議員制度の導入
・事務の共同実施など地方分権・規制緩和と歩調を合わせての今日の教育改革へと繋がっており
ます。  
 私たち佐事研は、この6年の間、学校教育が大きく変わっていこうとするなかで、「明日の教育を
担う学校事務職員」として、その『職』はどうあるべきかを求めて研究部・調査広報部・研修部 の三
専門部および事務局を中心に、会員みんなで考え、知恵を出し合いながら活発な研究会活動を進
めてまいりました。 今回の第13回大会では、特別講演として、全国公立小中学校事務職員研究会
の会長神谷敏明様 をお迎えし、「教育改革と学校事務職員を取り巻く課題」のテーマで講演してい
ただきます。今、 政府の地方分権改革推進会議や経済財政諮問会議では義務教育国庫負担金の
見直しが論議されて いますが、これら中央の情勢や各県の取り組みを交えながら全事研としての
考えをお請いただける ものと期待しています。
 また、研究部より3本の研究発表が行なわれますム どの発表もこれからの佐事研だけではなく、
私達の未来への方向性を導いていく重要な研究発表であるとの認識のもと、会員の皆様の率直な
意見及び活発な論議をお願いいたします。
 現在進められている教育改革は学校事務職員のかかわり方しだいで、その成果が大きく左右され
ると考えています。学校事務職員は教育改革の一翼を担うという自覚を持って、これからも佐事研
は精力的な研究会活動及び更なる発展を目指し努力してまいります。  
 最後になりましたが、本研究会をご後援いただきました県教育委員会、市町村教育委員会連合会、
県小中学校校長会、日ごろからお世話になっている教育事務所所長会の皆様に厚くお礼申し上げま
すとともに、今後ともご指導ご鞭撞のほどよろしくお願いいたします。
 また、本大会の準備及び運営に大変ご苦労いただいた会員の皆様に感謝申し上げて挨拶といた
し ます。