あ い さ つ
(第12回研究大会:平成14年5月22日
「アバンセ大ホール」)
佐賀県公立小中学校事務研究会
会長 竹下 孝英
新学習指導要領が本格実施となり、学校運営・経営における基幹的な役割を
担う我々の職務が、さらに期待されています。ここに、第12回研究大会を
開催できますことを、会員のみなさまとともに喜びたいと思います。
平成9年2月に、我々小中学校事務職員としては初の県内統一研究会とし
て、佐賀県公立小中学校事務研究会(略称 佐事研)は、発足いたしました。
当時、橋本内閣のもと教育改革を含む六つの改革が提言されており、また
第16次中教審答申の真っ只中に、佐事研が産声を上げたことは非常に意義深
いものを感じます。あれから5年の歳月が過ぎ、昨年度には記念すべき10回
大会を迎えることができました。この5年間はいわば佐事研の創成期にあたる
と考えています。この間に、「市町村立小中学校事務職員の標準的職務について」
(平成12年4月1日)が、県教育委員会教育長より通知され、それは我々の
職務の領域を確定した画期的なものでした。また同じ年に、主査・事務長発令
が市町村教育委員会から県教育委員会の発令となり、平成14年には「職」と
して認められることになりました。
佐事研活動も回を重ねる毎に充実したものとなり、これからは創成期から
活動期へと更なる発展が目指されます。奇しくも、その移行に合わせるように
昨年度より研究を始めた『佐事研ビジョン(案)』を、今次研究大会で論議でき
ることは大変喜ばしい限りです。
これから先、我々が進むべき道しるべとして、この『佐事研ビジョン』が個々
人そして佐事研にとって、必要としておおいに活用できるものとなるよう、
会員のみなさまの活発な議論を期待いたします。
今年度の『事務の共同実施』加配については、新たに伊万里中学校に一名
配置され、昨年度からの引き続きと併せて4名となりました。来年度以降も、
あらゆる地域が加配の受け皿となり得るよう、各地で「共同実施」についての
研究、実践に積極的に取り組んでいく必要があります。
最後になりましたが、本研究会をご後援いただいた県教育委員会、市町村
教育委員連合会、県小中学校校長会、そして日頃よりご協力いただいておりま
す教育事務所所長会の皆様に厚くお礼申し上げますとともに、今後ともご指導
ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。また、大会の運営にご尽力いただいた
役員各位のご苦労に感謝申し上げてあいさつといたします。